ドキュメンタリー映画『DOMINION-ドミニオン-』感想と解説(前編)

『BLTN PIGUMO’s BLOG』管理人のピグモ( @p_igumo)です!

今話題のドキュメンタリー映画『DOMINION』。

正直、見たあとはトラウマになり精神的に病んでしまう可能性がある為、ホームページに心のケアをする方法が載っているほどの過激な内容となっております。

私自身は普段からTwitterでこういった映像を常に拡散していますが、それでも観るのがツラく、一旦観るのを途中でやめ、この記事も前半と後半に急遽分けることにしました。

ただ、これが現実であり、動物を食べて生活をしている人間は全員が観るべき映画だと思うのですが、

「映像で観るのは抵抗が・・・」

といった方も中にはおられると思います。

そこで今回、DOMINIONの制作スタッフにこのブログのことをメールで説明し、映画内の映像を使っても良いかどうかを確認したところ、「写真を使っても構わない」と快く許可をいただけたので、写真を使わせてもらいながら映画の内容を伝えていこうと思います。

ぜひ、この映画で動物たちがされている行為を自分や家族に置き換えて、この記事をご覧になってみて下さい。

動物を可哀想と思うなら、アニマルウェルフェアについて知ろう
アニマルウェルフェアという言葉はご存知でしょうか? 日本語にすると動物福祉になります。 あまり聞いたことがないかもしれませんが、動物と接する上でとても大切なことなので、この記事を通し、アニマルウェルフェアについて説明していきます。

DOMINIONとは

DOMINION

オーストラリアで活動している『Aussie Farm』という団体と、『アースリングス』というドキュメンタリー映画の監督であるショーン・マンソンとで共同制作されたドキュメンタリー映画です。

DOMINIONホームページはこちら↓

Dominion Movement - Animal rights documentary DOMINION | We Will Rise Together
Dominion is a feature-length Australian documentary exploring the morality and validity of our dominion over the animal kingdom.

DOMINIONの和訳は『支配』です。

まさに人間に支配され、死ぬよりもツライ地獄を死ぬまで味わい続ける動物たち。

オーストラリアの畜産工場がメインの舞台となっており、主に食べ物として屠殺される動物に焦点を当てながら、併せて衣服、娯楽、研究などで殺されている動物たちについても撮影されています。

動物たちから戦争を起こしたわけでもなく、人間に迷惑をかけたわけでもありません。

生まれたその日から、人間という生き物に暴力と恐怖で支配され、家族からの愛情を受けることもなく、待つのは虐待という名の地獄と死のみ。

そんな動物たちが日々どんな目に遭っているのかを、ドローンや隠しカメラを使い撮影しています。

DOMINION

分娩用クレートと呼ばれる小さい檻の中で身動きすら出来ずに閉じ込められている母豚のおっぱいを求め、赤ちゃんが集まっています。

そこらじゅうで豚の赤ちゃんの死体が転がっており、かろうじて生きている子豚も、弱って自分の体すら支えることが出来ない状態です。

なんと、離乳するまでに10〜18%の子豚が死んでしまうそうです。

作業員に遊び半分で床に叩きつけられ死亡する子豚もこの数の中に含まれています。

DOMINION

成長するにつれ、自分たちの糞尿まみれの檻の中で生活していくことになります。

DOMINION

人工授精によって妊娠させられた母豚は妊娠ストールと言われる狭い檻の中に閉じ込められます。そこでは方向転換すら出来ず、自分の糞尿で汚れたそのスペースで、ご飯を食べたり睡眠を取らなければなりません

暇つぶしとして出来る遊びと言えば、目の前の鉄の棒をかじる以外ありません。

DOMINION

作業員から受ける虐待は凄まじく、もはや悪魔としか思えません。

母豚の目の前で子豚を虐待し、遊び半分で殺したりもしています。

DOMINION

それ以外にも、

ニッパーで歯をへし折る

ハサミでしっぽを切り取る

無理やり交尾をさせる

嫌がる豚の上でロデオをする

蹴る

殴る

投げ飛ばす

罵声を浴びせる

電気の棒を押し当てる

生きたまま熱湯につける

生きたまま犬に食べさせる

DOMINION

目を覆いたくなるような暴力の数々です。

痛みや恐怖で泣き叫び、逃げたくても逃げる場所も無く、人間の暴力に死ぬまで耐え続けるしかありません。

DOMINION

地獄のような暴力が終わったかと思うと、最後は屠殺場へ送り込まれます。

オーストラリアでは、屠殺方法として二酸化炭素を使った窒息させる方法をとっているのですが、バタバタと痙攣しながら、もがき苦しむ映像が映し出されていました。

体の大きな豚が窒息せずに出てきてしまった場合、スタンガンで気絶させられます。

スタンガンのイメージでは一瞬で気絶するように思いますが、決してそんなことはありません。意識がなくなるまで、体にスタンガンを押し当て続けます。

最後は気絶してようが関係なく、喉にナイフを何度も突き刺され、苦しみながら死んでいきます。

もちろん、安楽死なんかではありません。

DOMINION

DOMINION

DOMINION

卵産業

卵に関しては、もはや、鶏から産まれてきたものという感覚すら持たずに食べている人が多いように感じます。

TV番組なんかを見ていると、平気で卵を粗末に扱い、笑いのアイテムとして使っている芸人すらいます。

そんな卵産業の実態は、一体どうなっているのでしょうか。

DOMINION

映画では、大量のヒヨコがベルトコンベアに乗せられ移動していき、まるで物のように人間の手によって仕分けされていきます。

品種改良によりオスとメスの色が分けられている為、すぐに見分けがつくようになっています。

DOMINION

卵を産まないオスの雛や、奇形のメスの雛に関しては、卵産業の中では不要の存在です。

その雛たちがどうなっていくのかというと、そのままベルトコンベアで運ばれ、紙くずのようにシュレッダーの機械に落とされていきます。

DOMINION

次から次へと物凄い数のヒヨコたちがシュレッダーされていき、中には羽をバタつかせながら必死に逃げようとする子もいます。

ただ、もしかすると、生き残ったヒヨコたちの地獄のような人生と比べると、シュレッダーされて一瞬で死んでしまった子たちのほうがマシなのかもしれません。

DOMINION

残った子たちは、お互いを傷付け合わないよう、まず手始めに苦痛を伴うくちばしの切除をされます。

バタリーケージと呼ばれるA4用紙並に狭い檻の中に閉じ込められ、卵を産むためだけに生かされ続けます。

足元に藁が敷いてあるわけでもなく、細い金格子の上で生活をしなければならず、自然行動である羽を伸ばす行動や、止まり木にとまるといったことは出来ません。

狭いスペースに何羽も詰め込まれているので、仲間の死体がそこらじゅうに転がっています。

DOMINION

約1年間、毎日卵を産み続け、生産能力がなくなってくれば最後は屠殺場へ送られます。

屠殺場へ到着した先では、まず1羽ずつフックに足を引っ掛けていき、電気浴槽に順番に浸け気絶させ、自動回転刃で喉を切り屠殺していきます。

もしも電気浴槽で気絶出来なかった場合、意識のあるまま自動回転刃で喉を切られ、生きたまま熱湯につけられ、最終的には溺死します

DOMINION

DOMINION

ブロイラー

唐揚げ、フライドチキン、焼き鳥など、普段口にする人が多いブロイラーですが、どのような過程を経て食卓に並んでいるのでしょうか。

まず孵化した段階で、肉の量として期待出来ない雛や奇形の雛は、シュレッダーで屠殺されるか、ガス室で殺されます。

DOMINION

それ以外の健康な雛たちは、人間の手により乱暴に鶏舎へ投げ入れられていきます。

DOMINION

その時に怪我をした雛の処置なんかするはずもありません。

DOMINION

苦しみ、ピーピーと助けを求めるように鳴きながら死んでいきます。

3日後、死んでしまった雛の回収に人間が来るのですが、怪我をしながらもかろうじて生き延びた雛を容赦なく棒で叩き潰していきます。

DOMINION

3週間も経つと、遺伝子改良された雛達はかなり大きく成長するのですが、全員が健康に育つわけではなく、怪我や病気で死んでいく子たちも多くいます。

ここでの鶏たちも、自由に走り回れるスペースは与えられず、自分たちの糞尿の上で生活をしています。
DOMINION

DOMINION

屠殺場へ運ばれる際も、羽や足を乱暴に持たれ、無理やり箱の中に投げ込まれていきます。

その時の痛みに耐え苦しそうな鶏の表情が頭にこびりついて離れません。
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傷付き瀕死の状態で屠殺場へ運ばれたあとは、金属のフックに足をかけられ、電気浴槽に浸けられていくのですが、気絶出来なかった鶏は、意識のあるまま首を切られていきます。DOMINION

DOMINION

七面鳥

DOMINION

オーストラリアの七面鳥は、人工授精によって妊娠させられています。

DOMINION

鶏舎では、1平方メートルの狭いスペースで6羽も飼育されており、品種改良などにより自分の体を支えることが出来ないほど、人工的に体重を増加させられています。

DOMINION

生き延びた七面鳥たちは、狭い箱の中に閉じ込められ、トラックにより屠殺場へ運ばれていきます。DOMINION

屠殺場では、他の動物達と同じように、殴る、蹴る、壁に叩きつけられるといった虐待を受けることになります。

DOMINION

その虐待によって死ななかったとしても、金属のフックに足を引っ掛けられ、逆さまで運ばれていき屠殺されます。

小規模な屠殺場では円錐型屠殺器といったものを使用するらしく、1羽ずつ暴れる七面鳥たちの首にナイフを当て、殺していきます。

DOMINION

オーストラリアでは毎年400〜500万羽の七面鳥が殺されており、そのほとんどがクリスマスの時期に食べられるそうです。

動画を見る

DOMINIONのホームページから無料で観ることが可能です!

(2018年10月時点)

Watch Dominion (2018) - full documentary - Dominion Movement - Animal rights documentary DOMINION | We Will Rise Together
Dominion is a feature-length Australian documentary exploring the morality and validity of our dominion over the animal kingdom.

まとめ

映画のホームページ上では、この映画を作った理由を説明してくれています。

普段、人間が当たり前のように食べている肉、乳製品、卵や、当たり前のように使用している皮製品などの生産過程において、実際に何が起こっているのかを消費者に見てもらうことにより、この産業がなくなることを願っているそうです。

牛や豚などの畜産動物と、犬や猫などの愛玩動物たちは同じ愛されるべき生き物で、死ぬことなんて誰一人望んでいない、ということを訴えかけています。

この記事を前編と後編に分けたのは、冒頭でもお話した通りで、正直2時間ぶっ通しで観るのは無理だと判断したからです。

観るのがツラすぎて、途中観るのを止めようかと真剣に悩みました。

この記事の後半を見る↓

ドキュメンタリー映画『DOMINION-ドミニオン-』感想と解説(後編)
内容があまりにも衝撃的だったので、2時間一気に観ることが出来ず、急遽記事の内容を前編と後編に分けるという事態に陥りました。 残り1時間以上あり、観るのにとても勇気が必要ですが

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